• 公演情報「ツァオ・レイ(二胡) × 松村湧太(尺八・ピアノ)」

    2017年3月8日(水)19時開演 @ムジカーザ
    ツァオ・レイ(二胡) × 松村湧太(尺八・ピアノ)
    無限動 in Japan

    ツァオ・レイが2010年から続けている「二胡無限動-ERHU WITHOUT BOUNDARY」。
    “「二胡」は二弦の楽器だが、可能性は「無限」である”。
    そんな思いで毎年他ジャンルの音楽とのコラボレーションに挑戦するコンサートを行い、二胡の可能性を広げている。
    そして、今年、初めて日本で「無限動」を開催。
    繊細な美しさとダイナミックで情熱的な演奏を併せ持つ、ツァオ・レイと松村湧太。
    二胡、尺八、ピアノが絡み合う新たな世界は、
    一度聴いたら忘れられない興奮を届けてくれることでしょう。

    プログラム(予定)
    蘇州夜曲(作曲:服部良一 編曲:趙磊)
    空山鳥語(作曲:劉天華 編曲:趙磊)
    竹田の子守唄(日本民謡)
    オブリビオン(作曲:アストル・ピアソラ)
    ポル・ウナ・カベーサ(作曲:カルロス・ガルデル 編曲:徐肖、趙磊) 
    チャルダッシュ(作曲:モンティ) 他

    日時:2017年3月8日水曜日 19:00開演
    場所:ムジカーザ
    東京都渋谷区西原3-33-1 tel 03ー5454-0054
    出演:趙磊(二胡) 松村湧太(ピアノ・尺八) 飯田俊明(ピアノ)
    入場料: 5000円
    お問い合わせは セラコミュニケーションズ株式会社  maeda@c-selah.jp


    <プロフィール>

    ツァオ・レイ(趙磊/Zhao Lei)

    1979生まれ。6歳で二胡を始める。1990年、上海音楽学院附属小学校に入学、附属中学校、高等学校を経て、1999年トップの成績で上海学院(音楽最高峰の音楽専門学校)に入学。
    学生時代から「上海民族楽器コンクール」優勝などコンテスト入賞多数。卒業後、2003年上海民族楽団に入団。2004年から二胡と西洋音楽のコラボレーションにチャレンジしはじめ、大好評となる。2004年2月、東儀秀樹氏により選ばれ、5年連続TOGI+BAOのメンバーとして日本ツアーに参加。2007年9月、上海東方芸術センター音楽ホールにてリサイタルを開き、好評を博す。同年11月中国CCTV第一全国民族楽器楽曲演奏テレビ大会に上海唯一の二胡選手として出場、優秀賞を獲得した。2008年8月、香港で二胡協奏曲「百年随想」の初演を披露。2009年3月、東京で日本の歌手河村隆一氏のコンサートにゲスト出演。同年9月、広島での「杜のフェスティバル」に参加し、著名なタップダンサー熊谷和徳氏との共演、東儀秀樹氏との共演、そして、ソロ演奏を行い、いずれも絶賛を受け、客席はスタンディングオベーションとなり、「趙磊は二胡界のヨーヨーマですね」と熱い賛辞を寄せられた。
    2010年1月、東儀秀樹氏の新春コンサートにスペシャルゲストとして出演。同年2月、ドイツのハンブルグにて、BAOグループとして初のヨーロッパ公演を開催し、凄まじい反響で絶賛を浴びた。同年7月、世界的なジャズピアニスト松居慶子氏とのコラボレーションコンサートを実施。同年8月、中国上海万博会場で、2度コンサートを行い、世界のミュージシャンたちと共演し、大好評を受けた。同年12月、日本における初のBAO単独公演でソロ演奏を担当するなど、高い音楽性を披露。2011年4月、日本を代表するエレクトーン奏者神田将と共演し、ジャンルを超え、幅広い音楽性を示した。趙磊は現在中国で最も活躍し脚光を浴びている二胡奏者の一人。作曲家の譚盾(タン・ドゥン)など、世界の音楽家とのコラボレーションも多い。2010年に発足した「二胡無限動――ERHU WITHOUT BOUNDARY」は上海万博、第66回カンヌ映画祭「CHINA NIGHT」など華麗な国際舞台で絶賛を博し、世界の人々を魅了し続けている。

    松村湧太(Yuta Matsumura)

    歌手・尺八演奏家・ピアニスト。京都生まれ京都育ち。京都市立音楽高校(旧・京都市立堀川高校音楽科)にてピアノ専攻卒業。にもかかわらず、大学は東京芸術大学邦楽科尺八専攻卒業。小学2年生の時、友人のピアノのレッスンに勝手についていったことがきっかけでピアノにのめりこみ、習い始める。小学4年生でピアニストを目指し始める。ピアノを本格的に学ぶ中、小学6年生の時に偶然耳にした、宮城道雄作の尺八と筝の名作「春の海」に感動し、「この笛をやろう」と、突如尺八を始める。尺八を始めると今度は「日本の笛」に興味を持ち、雅楽の龍笛や篳篥なども買い集め始めるが、特に能管の音と能楽に興味を持ち、能管を習い始める。様々な能や狂言の舞台を見に、頻繁に京都市内の能楽堂に一人で足繁く通いながらも、かたや様々なクラシックのピアノコンクールに挑戦するという、なかなか不思議な中学生時代を送る。更に、京都市立音楽高校のピアノ科在学中に、副科として声楽を始める。先生の声に憧れて真似をする内に上達し、高校3年の頃に、若手音楽家の登竜門と言われる「学生音楽コンクール」で、ピアノか在籍にもかかわらず、声楽部門でまさかの大阪大会1位、全国大会3位を受賞。大学時代には、ミュージカルにも参加し、役者として出演するだけでなく、歌唱指導、音楽監督、公演での生演奏サポート等、音楽スタッフとしても活動。作曲、編曲、ジャズ・ポピュラーピアノも学び始める。
    日本人として、尺八の魅力を国内外に広く知っていただくことを願い、邦楽の古典のみならず、クラシック、ジャズ、映画音楽、オリジナル曲など、自身の心に共鳴する音楽であれば様々なジャンルに挑戦し、精力的に活動中。演奏者の息遣いにぴったり寄り添うピアノ伴奏の評価も高く、ライヴ、コンサートのサポートにもひっぱりだこ。興味を持てば、何でもものにしてしまう、才能あふれる若きアーティスト。